いつかまた観ることができる
その機会が訪れることを。
もう一度観たい映画のトップに
ずっとずっとあった
ニキータ・ミハルコフの
「太陽に灼かれて」その、続編となる映画
「戦火のナージャ」が公開されています。

(C) 2010, GOLDEN EAGLE.
「太陽に灼かれて」は
一旦ビデオ化はされたものの(らしい、知らなかった)、DVD化されず、
CATVなどで放映されていたこともあったんだろうけれど、
見過ごしてきてしまって、実に16年!
そうなると、かつて観た時のイメージが勝手に醸成されてしまう。
画面全体に広がる金色に輝く田園風景と
幼い娘の、風にそよぐ後れ毛の煌めき。
岸辺の透明な光と空気。
そればかりを覚えている。
実は、その叙情的な映像のなかで語られる物語というのは、
旧ソ連時代の暗い歴史である、大粛清時代のこと。
時代の波に飲み込まれて引き裂かれる家族・男女の悲劇を
美しく哀しく余韻を残すドラマです。
一方
公開中の「戦火のナージャ」は、
亡くなっていたと思われていた人たちが
実は生きていて・・・のその後の物語。
時代も第二次大戦。
今回、映像のスケールが圧倒的に大きくなっていて、
事前に調べずに行ったので、最初は少し戸惑いました。
が、まもなく完全に物語に没入。
‘つづく’の雰囲気を残してのエンディング、、、
と思ったら、やはり三部作として撮り始めているとのこと。
次は16年待たなくて良いようです。
(あの愛くるしい女の子の瞳の輝き・強さは
大人になってもおんなじ!が
個人的には一番嬉しかった)
迫力あるシーンも多く、、
是非大スクリーンで観たいんだけど、
残念ながら東京でもそれほど大きくないところでの上映。
ただし、こういうタイプの映画は
少しずつ場所を移して、ミニシアターで全国を回ります。
期間は短い場合が多いですね、きっと。
もし、お近くでもし公開されていたら、どうですか?
「戦火の・・・」が公開されるタイミングで
「太陽に・・・」がついにDVDとして発売!
迷わずポチッ。
さて、私の記憶の中の映画と、どれくらい違っているのか、
恐くもあり、ワクワク楽しみな待つ日々(これはたった数日!)
- 2011.05.03 |
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