昨晩、久しぶりにクラシックコンサートに行ってきました。
文化庁芸術家在外研修[新進芸術家海外留学制度]の成果
「明日を担う音楽家による 特別演奏会2007」ふぅ~、長いタイトル。
6人の演奏家たちが登場して、
研鑽を積んできた美しい響きを聴かせてくれました。
ラヴェル、プロコフィエフなど、技巧派の楽曲が多く、
演奏家も「こんなに上達したので、聴いて下さい!」
の思い入れが強く出ていて、
少し堅苦しい雰囲気もありましたが、これは仕方ないことかな。
ヴァイオリニストがふたり登場し、
そのうちのひとりが奏でていたのが、
ストラディバリウス「レンヴィル」1697年製
生でストラディバリウスを聴くのは初めて。
その音色は
倍音や微妙な雑音(?)が含まれていて、
豊かで膨らみのある力強い音色。
この楽器が名品だと云われる所以が
少しはわかった気になりました。
現存するのは世界でも600本程度しかなく、
1本数億円の価値があるとか。
この若手演奏家も、2年間の期限付きで貸与されているとのこと。
千住真理子さんが所有している
ストラディバリウス「デュランティ」は
長い間弾かれることなく、ヨーロッパの貴族や大富豪に
コレクションとして所蔵されていたもので、
彼女の手に渡って、初めて演奏されるようになったという
希有な経歴を持っているそうですね。
だから300年前のものなのに、
まだ若くて元気な楽器なのだそうです。
これから、彼女が弾き込んでいくうちに、
熟成して、輝きを増していくことでしょう。
機会があったら、聴いてみたいものです。
その前に、もう少し楽曲に詳しくなっておかないといけないか…
*ひとりごと*コンサートが始まる前の会場を撮った写真。
天窓まで入れたい! だけど、おおっぴらには撮りにくい…
で、苦肉の策の↑
そのままだと、どうにも収まりがつず、
斜めで載せました。
ちょっと、見にくい。すみません。。。
- 2007.02.07 |
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ストラディバリウス「レンヴィル」
つい先日、生で聞いたばかりなので、
>倍音や微妙な雑音(?)が含まれていて、
>豊かで膨らみのある力強い音色。
という表現、よ~~く分かります。
しかしストラディバリウス「レンヴィル」を
ほとんど同時期に聞くとは、本当に
でびぃさんとのご縁をまたまた感じてしまいました。
ところで、ストラディバリウス「レンヴィル」の演奏者
瀬崎 明日香さんと言うお嬢さんではありませんか?
この方、私が先日行ったサロンコンサートでの
「レンヴィル」の演奏者です。
彼女、国内外のコンクールで数々の賞を受賞して、
2005年11月から2年間の期限付きで
フォーパルスカラシップよりストラディバリウスの
無償貸し出しを受けてます。
彼女、四国に来た日に地域の小学校で、
何曲か演奏したのだそうです。
大きなホール・小さなサロン・小学校の講堂、
ストラディバリウスは、各々の場所で、
ストラディバリウスとしての存在感を示したんでしょうねぇ。
- 2007.02.08 |
- ちょんちゃん #XYnp61DM
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瀬崎明日香さんでしたかぁ~。
でびぃさんとの不思議なご縁に驚かされること、多々あります。
私が行ったサロンコンサート。
建物のオーナーの趣味の要素が強くって、
それほど多くの人が知っていた訳では無いのです。
田舎にいて、レンヴィルの音色を聞けた自分の強運に感謝せねば!
- 2007.02.09 |
- ちょんちゃん #XYnp61DM
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演奏者の息づかいまで聞こえてきますよね。
羨ましいです!
こちらは大ホールで、
おまけに双眼鏡(スポーツ観戦用)を忘れていったので、
ヴァイオリンの木肌の調子までは見えませんでした。
って、音楽は見るもの?
それを含めての鑑賞なんですね、私の場合は。
通ではないので。
- 2007.02.09 |
- でびぃ<debby> #/3pZbihQ
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でびぃさん、出遅れてしまいました。
一時ヴァイオリンを習っていたことがありまして先生とよくストラディバリウスの話をしました。
私も音楽会にいくとついつい楽器に目がいってしまいます。 イタリアの楓(かえで)で作られたものが多いそうですね?
- 2007.02.09 |
- マイラ #nLnvUwLc
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(調べもせずに、何となくそう思ってます)
楓は軽くて堅く、木目が美しいから
ヴァイオリンなどに使われるそうですね。
弦楽器の飴色の美しさ、金管楽器の輝き、そして指揮者の動き、
コンサートは眼の保養にもなります。
- 2007.02.10 |
- でびぃ<debby> #/3pZbihQ
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