みんな、これを読んで大きくなりました
ご存知「クマのプーさん」
原文につくられた綴り間違い(!)まで素敵に翻訳してくれた
石井桃子さん、今年100歳になられたそうです。
気がついてみると、
子どものころ愛読していた本には石井桃子さんの翻訳・著作が多かったと思います。
子ども向けの本であっても、気品のある綺麗な日本語を使われるので、
今読んでも、香り高い文章にほっと一息、
そして安心できるでしょうね。
これらの本が並ぶ本屋さんがあるうちは、まだ大丈夫。
↑これはみんな石井桃子さん。
‘自分たちと違う動物’に憧れて家出するほにゃほにゃの「こねこのぴっち」
便利になることは一方で、大切にしたいものが壊されていくことを教えてくれた「ちいさいおうち」
長い長い生命の歴史を劇仕立てで丁寧に描かれている「せいめいのれきし」
懐かしい暮らしに憧れた「やまのたけちゃん」
不思議な絵で、少しだけ大人の本の趣の「おそばのくきはなぜあかい」
いつも青い服を着ていた女の子が持っていたものは…「百まいのきもの」
「ちいさなうさこちゃん」だけは、これを読む年代を過ぎていたので、
持っていませんでしたが、
やはり‘ミッフィー’じゃなくて私にとっては‘うさこちゃん’
原文に忠実に訳すと‘うさこちゃん’になるとか。
そうですよね。
実家に行けば、まだあるはずです。
でも、持ち主が家を離れて○○年、果たして残っているのでしょうか…
ちょうど「石井桃子100歳記念フェア」で
岩波書店・福音館書店が合同記念フェアをしていますので、
手に入りやすくなっている。
この際、大人買いもいいかもしれない!
ちなみに、冒頭の本は相棒の秘蔵品。勝手に載せました。ごめんね。